
別のメディアの第一財経によると、ホンハイの工場は、鄭州航空港区にあり、米アップルのiPhoneの受託製造で世界最大。従業員は数十万人に上り都市並みの規模がある。現在は繁忙期にあたり、人手不足でiPhoneの生産が影響を受ける恐れがある。
上観新聞は徒歩で帰省した、女性従業員の証言を掲載。それによると、工場は10月10日ごろは平穏だった、20日ごろにコロナの対策が大幅に強化され、PCR検査が1日2回に増えて、食堂での食事が禁じられたことから一気に緊張が高まった。まもなく工場内で感染が拡大を始めたとのうわさが流れ、従業員の脱出が始まった。
女性従業員の作業場では、2本ある生産ラインで1000人余りが働いていたが約300人に減少。ラインは1本に減った。29日からは作業時間が8時間から10時間に伸びた。女性従業員は29日、作業場の同僚の大半が逃げたことをみて自身も脱出した。
ホンハイの鄭州工場は、11月1日から月間最高1万5000元の出勤手当支給を提示。従業員によれば1日3回の食事も無料提供されている。しかし、従業員の多くは万一感染が急速に拡大した場合を恐れて、帰省を選択している。
また、多くの従業員の出身地である河南省禹州市、長葛市、許昌市など5地域が10月29日、帰省後の隔離のなど受け入れ準備を整えたと表明したことも、多数が帰省を決めるきかっけとなった。
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