化学工場で煮沸釜爆発、5人死亡2人けが　河北

　中国河北省武邑県の化学工場の作業場で5月30日午後6時半ごろ、煮沸釜が爆発した。同県応急管理局によると、5人が死亡、2人が負傷した。事故原因については調査が続けられている。

　事故発生後、消防、医療、警察、応急管理などの市・県の関係部門が現場に急行し、救援・対応作業にあたった。犠牲者の中にはベテランの技術者と新入社員が含まれていた。負傷者2人の命に別状はないという。

　中国では化学工場での爆発事故が頻発している。5月28日には、山東省高密市仁和化学工業園区にある化学品製造会社、友道化学の工場1棟で爆発が起きた。高密市応急管理局によると死者5人、軽傷者19人が確認された。他に6人が行方不明となっている。

　河南省トウ河（※さんずいに「累」）市舞陽県のバイオ製薬会社、トウ河美迪康生物科技の工場内で、4月30日に蒸留釜が爆発。当局によれば、1人が死亡、3人がけがをした。