中国軍ヘリ比小型機に接近 「領空」から排除狙う

25年2月19日中比 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、中国軍の軍用ヘリコプターが、フィリピンと領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(黄岩島)上空でフィリピン漁業・水産資源局(BFAR)の単発の小型哨戒機に約3メートルの距離まで接近した。中国側がフィリピン機を「領空」から排除しようとしたとみられる。

 フィリピン機には、AP通信やAFP通信など複数の外国メディアの記者が搭乗しており、30分間にわたる中比両国の空中対峙を目撃した。

 フィリピン機は低空飛行でスカボロー礁周辺を巡回していたが、中国海軍のヘリは曇り空の中、哨戒機の上空や左側に接近して旋回を繰り返した。 

 フィリピン機の操縦士は無線で中国軍ヘリに「乗員乗客を危険にさらしている」、「当機から離れて飛行せよ。あなた方はは米連邦航空局(FAA)と国際民間航空機関(ICAO)の安全基準に違反している」と警告した。

 比海岸警備隊(PCG)は火曜日、中国海軍ヘリの「危険な」行動を強く非難した。PCGはまたBFARと共同声明を出し「中国の攻撃的に直面しても、フィリピンは西フィリピン海における主権と海洋管轄権を維持することに尽力する」と述べた。

◇出典

https://www.voachinese.com/a/chinese-navy-helicopter-flies-within-10-feet-of-philippine-patrol-plane-over-disputed-shoal-20250218/7978872.html

◇参考情報
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