台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルス感染拡大による乗客減少と、地方政府の補助金支給の停滞で、河南省商丘市の路線バス会社が23日、市内の運行を3月1日から停止すると発表した。現地政府は、路線バス会社に対策チームを派遣する一方、正常運行を確保すると宣言した。 （写真は
星島日報のサイト画面）
商丘市は人口約700万人の大都市。路線バス会社は１社のみで、運行を停止すれば住民の生活に重大な影響が出る恐れがある。毎日経済新聞など中国メディアによれば、昨年以来、中国の多くの都市で、路線バス会社の休業や一部路線の運行停止が起きている。各会社の深刻な経営状態が背景にある。
路線バス会社の赤字は、コロナによる乗客の大幅な減少と、地方政府による補助金減少が主な原因。一部の路線会社で政府からの補助金支給が完全に停止した。中国の地方政府は、コロナ対策などが原因で、財政危機に陥っていることが伝えられている。補助金の減少や停止は、路線バス会社の経営を行き詰まらせる最後のひと押しとなっている。
商丘市の路線バス会社は、23日出した通知で「コロナの衝撃と国の新エネルギー車（ＮＥＶ）購入補助金の調整、補助金の停滞など多くの要因が重なり、会社に深刻な損失が出ている。経営は困難で、従業員の給料は払えず、社会保険料の納付もできない」などと苦境を訴え、運行継続は不可能と主張している。
同市の路線バス会社は18年現在、保有車両2578台、従業員は約4000人に上る。
◇参考情報
台湾の中央通信社によると、新型コロナウイルス感染拡大による乗客減少と、地方政府の補助金支給の停滞で、河南省商丘市の路線バス会社が23日、市内の運行を3月1日から停止すると発表した。現地政府は、路線バス会社に対策チームを派遣する一方、正常運行を確保すると宣言した。 （写真は
星島日報のサイト画面）
商丘市は人口約700万人の大都市。路線バス会社は１社のみで、運行を停止すれば住民の生活に重大な影響が出る恐れがある。毎日経済新聞など中国メディアによれば、昨年以来、中国の多くの都市で、路線バス会社の休業や一部路線の運行停止が起きている。各会社の深刻な経営状態が背景にある。
路線バス会社の赤字は、コロナによる乗客の大幅な減少と、地方政府による補助金減少が主な原因。一部の路線会社で政府からの補助金支給が完全に停止した。中国の地方政府は、コロナ対策などが原因で、財政危機に陥っていることが伝えられている。補助金の減少や停止は、路線バス会社の経営を行き詰まらせる最後のひと押しとなっている。
商丘市の路線バス会社は、23日出した通知で「コロナの衝撃と国の新エネルギー車（ＮＥＶ）購入補助金の調整、補助金の停滞など多くの要因が重なり、会社に深刻な損失が出ている。経営は困難で、従業員の給料は払えず、社会保険料の納付もできない」などと苦境を訴え、運行継続は不可能と主張している。
同市の路線バス会社は18年現在、保有車両2578台、従業員は約4000人に上る。
◇参考情報
