
中国メディアの人民網によると、国家衛生健康委員会は1月30日、国務院の記者会見で、中国の医療機関の発熱外来の受診者が昨年12月23日のピーク時に比べ94%減少したことを明らかにした。中国全土の新型コロナウイルス感染は「低流行」のレベルに入り、各地で感染者の減少傾向が続いているという。(写真は
東網のサイト画面)
一方、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日記者会見で、12月初めから1月中旬まで、世界では新型コロナウイルス感染で毎週4万人近くが死亡、半数が中国だとした上、中国の実際の死者は「きっともっと多い」と述べた。
テドロス氏によれば、世界のコロナ感染による死者は昨年10月には1週間に1万人以下に減っていたが、12月初めから再び増加に転じた。中国が「ゼロコロナ」政策を転換してから死者が急増したため。テドロス事務局長は「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を継続するとした。
ただ、国家衛生健康委員会によれば、春節(旧正月)も中国のコロナ感染は減少傾向を維持。発熱外来の受診者は、旧正月1日の1月22日に春節前のより40%減少。その後、やや増加したが12月のピーク時より9割以上少ない状態が続いている。
中国疾病対策予防センターによると、中国ではコロナのオミクロン変異株の派生型BA.5.2とBF.7が流行の中心。新たな変異株の流入は確認されていない。
◇出典
http://health.people.com.cn/n1/2023/0131/c14739-32614527.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/4-01302023121653.html
◇参考情報

中国メディアの人民網によると、国家衛生健康委員会は1月30日、国務院の記者会見で、中国の医療機関の発熱外来の受診者が昨年12月23日のピーク時に比べ94%減少したことを明らかにした。中国全土の新型コロナウイルス感染は「低流行」のレベルに入り、各地で感染者の減少傾向が続いているという。(写真は
東網のサイト画面)
一方、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日記者会見で、12月初めから1月中旬まで、世界では新型コロナウイルス感染で毎週4万人近くが死亡、半数が中国だとした上、中国の実際の死者は「きっともっと多い」と述べた。
テドロス氏によれば、世界のコロナ感染による死者は昨年10月には1週間に1万人以下に減っていたが、12月初めから再び増加に転じた。中国が「ゼロコロナ」政策を転換してから死者が急増したため。テドロス事務局長は「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」を継続するとした。
ただ、国家衛生健康委員会によれば、春節(旧正月)も中国のコロナ感染は減少傾向を維持。発熱外来の受診者は、旧正月1日の1月22日に春節前のより40%減少。その後、やや増加したが12月のピーク時より9割以上少ない状態が続いている。
中国疾病対策予防センターによると、中国ではコロナのオミクロン変異株の派生型BA.5.2とBF.7が流行の中心。新たな変異株の流入は確認されていない。
◇出典
http://health.people.com.cn/n1/2023/0131/c14739-32614527.html
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/4-01302023121653.html
◇参考情報