中国メディアの済南時報によると、江西省撫州市東郷区政府は24日、全区の住民を対象に25~26日、新型コロナウイルスのPCR検査を無料で実施すると発表した。区政府のSNSの公式アカウントから、関連の広報文はまもなく削除されたが、区政府は「検査を実施するとの情報は事実。感染率を把握するためだ」と説明している。
中国当局が昨年12月、コロナ感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策を撤廃する前、住民全員のPCR検査がしばしば行われていた。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、東郷区の全員PCR検査の実施は全国的に注目を集め、一部は「ゼロコロナ」政策の再開を懸念。ネットからは「(ゼロコロナを撤廃した)国への公然たる反抗だ」などの書き込みがもあった。
既に削除された東郷区政府の広報文は、PCR検査を実施する理由として、春節(旧正月)による帰省者が多く、人々の状況を正確につかむ必要があるほか、住民の需要を満たすためとしていた。また、コロナの対策部門に一層正確なデータを提供することも理由に上げた。
○コロナ感染、上海ピークアウト 広州は終息期入り◇参考情報
https://www.bjnews.com.cn/detail/167454867314934.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1755959289984221834&wfr=spider&for=pc