中国が「海上交通安全法」 米艦の無害通航認めず

 台湾中央通信社によると、中国は9月1日から「海上交通安全法」を施行し、原子力動力船など5種類の外国船について中国領海の「無害通航権」を認めないことを定めた。米海軍の原子力空母や潜水艦なども対象となる。

 中国海事局によると、5種類の外国船は、潜水艦や原子力動力船、放射性物質の運搬船、有害物質の運搬船など。その他、中国の海上交通に危害を与える恐れがあるその他の船舶も含まれる。いずれも中国領海を航行する際は、届け出が必要となる。

 台湾の国際法専門家は、現在、世界で原子力空母の保有国は米国とフランスだけ。新法は米仏を狙った可能性があると指摘した。

 また、国連海洋法条約は、沿岸国の平和と主権を侵害したり、環境を汚染しない限り、軍艦を含む外国船が、沿岸から12カイリの領海を「無害通航」できると定めている。中国の新法と同条約が矛盾しないかに、海外の注目が集まっている。

◇参考情報◇

中国が「海上交通安全法」 米艦の無害通航認めず

 台湾中央通信社によると、中国は9月1日から「海上交通安全法」を施行し、原子力動力船など5種類の外国船について中国領海の「無害通航権」を認めないことを定めた。米海軍の原子力空母や潜水艦なども対象となる。

 中国海事局によると、5種類の外国船は、潜水艦や原子力動力船、放射性物質の運搬船、有害物質の運搬船など。その他、中国の海上交通に危害を与える恐れがあるその他の船舶も含まれる。いずれも中国領海を航行する際は、届け出が必要となる。

 台湾の国際法専門家は、現在、世界で原子力空母の保有国は米国とフランスだけ。新法は米仏を狙った可能性があると指摘した。

 また、国連海洋法条約は、沿岸国の平和と主権を侵害したり、環境を汚染しない限り、軍艦を含む外国船が、沿岸から12カイリの領海を「無害通航」できると定めている。中国の新法と同条約が矛盾しないかに、海外の注目が集まっている。

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