台湾・中央通信社によると、香港高等法院(高裁)は9日、蘋果日報で知られるメディア会社「壱伝媒」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏の保釈請求を退け収監の継続を決めた。中国紙・人民日報は「反逆者の運命は決まった」などと伝える論評を掲載した。(写真はRFAのサイト画面)
香港警察は昨年8月、73歳のライ氏を拘束した。香港当局は当初、ライ氏を詐欺罪で起訴したが、その後「外国または域外勢力と結託して国家の安全に危害を加えた罪」でも起訴された。ライ氏は2回、保釈を請求したが退けられたが、昨年12月にいったん認められた。
人民日報は、ライ氏が「逃亡犯条例」改正案反対など香港民主化運動の支持を続けてきたことを厳しく批判。ライ氏を「反逆4人組のトップ」と指弾した上、蘋果日報などを「腐り切り、毒をばらまく機械」などと決めつけた。
論評は、ライ氏が欧米が育てた将棋の「駒」に過ぎず、「早晩、用済みで捨てられる」と指摘。さらに「昔は権勢を誇ったが、今や牢獄に落ちた。黎智英の運命が決した」などとした。
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