米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA))によると、中国では1日までに、政府高官と企業トップの自殺が相次ぎ明らかになった。厳しい汚職取り締まりなどが背景にあるとみられる。
内モンゴル自治区公安庁(警察)副庁長、区都フフホト市公安局長などを務める李志斌氏が1日、自殺した。同自治区公安庁では、元公安庁副庁長の孟建偉氏が取り調べを受けているほか、フフホト市公安局副局長の杜宝君氏が失職した。
経済メディア・財新によると、10月30日には石油大手、中国石油天然気集団公司(CNPC)傘下の海底石油資源探査会社、渤海鑽探工程の周宗強総経理(社長)が川に飛び込み自殺した。仕事上の圧力と家庭内のもめ事が要因とみられると報じられた。
先月20日にはは、中国政府の出先機関であるマカオ連絡弁公室の鄭暁松主任が、うつ病のためマカオの自宅から転落死した。