中国とカンボジア、越境通信詐欺の取り締まり継続で一致 北京で外相会談

中国の王毅外相は11月4日午後、北京でカンボジアのプラック・ソコン副首相兼外相と会談し、インターネットを利用した詐欺や通信詐欺などの越境犯罪に対する取り締まりを継続する方針を確認した。中国外務省が同日発表した。両国は法執行・安全保障分野の協力を強化するとともに、インフラ整備や農業などの経済協力も進める考えを示した。

ソコン氏は、瀾滄江・メコン川協力(LMC)第11回外相会議に出席するため中国を訪問していた。

王外相は会談で、中国とカンボジアは長年にわたって友好関係を維持してきたと述べ、両国の包括的戦略協力関係をさらに発展させる考えを表明した。

中国側は、カンボジアの国内事情に合った発展の道を引き続き支持するとともに、両国の戦略的意思疎通を強化する方針を示した。

詐欺犯罪の再拡大を防止

王外相は、通信詐欺犯罪の取り締まりを継続し、犯罪が再び拡大することを防ぐ必要があると強調した。

これに対し、ソコン氏は、中国と協力してオンライン賭博や通信詐欺犯罪の取り締まりを継続し、二国間の法執行・安全保障協力をさらに強化する意向を示した。

今回の中国外務省の発表では、新たな共同捜査機関の設置や具体的な摘発目標、取り締まり日程などについては明らかにされなかった。

インフラ・農業分野でも協力

王外相は、両国首脳間の合意を実行し、今後の高官往来に向けた準備を進める方針も示した。

経済分野では、両国が進める「工業発展回廊」と「魚米回廊」の整備を推進し、インフラや農業などの実務協力を深める考えを表明した。

ソコン氏は、中国の協力がカンボジアの経済・社会発展に寄与していると評価し、今後も両国の発展戦略を連携させる方針を示した。また、カンボジア側は「一つの中国」原則を堅持し、台湾独立に反対する立場を改めて表明した。

同日には、王外相がカンボジア、タイ両国の外相を招いた非公式の意見交換も行われた。中国外務省によると、3カ国はカンボジアとタイの相互信頼の醸成や関係改善、地域の安定について協議した。

出典

関連記事

(2026年11月5日)

タイトルとURLをコピーしました