中国湖北省武漢市の繁華街で車が通行人らに取り囲まれた騒動について、武漢市公安局江岸区分局は11月2日、関係した29歳の男性1人に治安管理上の行政処分を科したと発表した。ほかの複数の関係者には注意・指導を行った。警察は現場確認と調査の結果、車体に損傷はなかったと説明している。
警察発表によると、騒動は10月31日午後5時ごろ、江岸区の揚子街と勝利街が交わる交差点で起きた。58歳の男性が運転する車が、人通りの多さから道路上で動けなくなった。その間、通行人の一部が右後輪の空気弁を押す、サイドミラーを手でたたく、車体に物を置くなどの行為に及んだという。
行政処分を受けたのは周姓の男性。警察はほかに鄒、張、樊の各姓の関係者らに注意・指導を行ったとした。公表文では、行政処分の種類や日数、罰金額、各人が行った行為の詳細は示していない。
現場を撮影した写真や動画はインターネット上で広まった。北京日報系の長安街知事は11月3日、江漢路歩行者街周辺で配車サービスの車が取り囲まれ、車体に飲料容器などが置かれていたと報じた。一方、2日の警察発表は、車体の損傷を否定している。
今回の発表は10月31日の騒動に対する処分を明らかにしたもので、新たな事件の発生を伝えるものではない。また、警察が公表したのは治安管理上の処分であり、刑事裁判の有罪判決ではない。
