中国共産党、軍幹部ら33人の除名を確認 軍規律担当トップが政治局入り

中国共産党は10月29日、北京で開いた第20期中央委員会第5回全体会議(5中全会)で、中央軍事委員会の張又侠・元副主席や劉振立・元委員、馬興瑞・元政治局員ら計33人に対する党籍剥奪処分を確認した。金融監督当局の元トップ、李雲沢氏については党内職務の解任を確認した。軍と党・政府の高官に対する異例の大規模処分となった。

会議は26~29日に開催され、最終日に新華社が公報を発表した。党規律に関する重要決定を採択し、党内の規律違反や腐敗行為に対する取り締まりを継続する方針を示した。

軍幹部16人を除名

処分対象には張又侠、劉振立両氏のほか、軍の政治工作や作戦指揮などに関わった高官が含まれる。中央軍事委員会が提出した重大な規律・法律違反に関する審査報告には、軍関係者16人の名前が記載された。

党・政府関係では、馬興瑞氏、劉建超・元中央対外連絡部長、金壮竜・元工業情報化相、易会満・元中国証券監督管理委員会主席らが党籍剥奪の対象となった。

一方、李雲沢・元国家金融監督管理総局長に対しては、党籍剥奪ではなく党内職務の解任処分を確認した。公報は各人の重大な規律・法律違反を指摘したが、具体的な違反内容については詳しく説明していない。

張升民氏を政治局員に選出

人事面では、中央軍事委員会副主席の張升民氏を政治局員に追加選出した。張氏は軍の規律検査部門で長く勤務した経歴を持ち、2025年に中央軍事委員会副主席に就任していた。

中央委員会では、欠員を補充するため、候補委員10人を正式な中央委員に繰り上げた。

ロイターによると、今回の会議には2022年に選出された中央委員と候補委員の計376人のうち279人が出席した。欠席率は約25.8%に達し、毛沢東時代以降で最も高い水準となった。

会議では、次回の第21回党大会を2027年下半期に北京で開催することも決定した。習近平国家主席を中心とする党中央の指導を維持し、党内規律と腐敗対策を一段と強化する方針を打ち出した。

出典

(2026年10月30日)

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