中国江蘇省塩城市の寄宿制学校で2024年5月、当時13歳の男子中学生が15歳の同級生から暴行を受け、左目の視力障害や右半身まひなど重い後遺症を負った事件をめぐり、加害生徒が懲役4年6カ月の一審判決を不服として控訴したことが分かった。被害生徒の家族は、学校側の救急対応が遅れたことや、600万元を超える治療費の負担についても問題を訴えている。
香港01が10月24日、中国新聞週刊の報道を引用して伝えた。
事件が起きたのは2024年5月11日午後7時ごろ。被害生徒は母親に買ってもらった新しいナイキの運動靴を宿舎で洗っていたところ、同級生から靴の価格についてからかわれたという。
両者は口論となり、被害生徒がトイレブラシを振って相手を追い払おうとしたところ、加害生徒が頭部を複数回殴打した。
宿舎管理者への救助要請をめぐり対立
被害生徒の父親によると、息子は暴行後、激しい頭痛を訴え、宿舎管理者に繰り返し保護者への連絡を求めたものの、応じてもらえなかったという。
その後、被害生徒は意識を失い、病院に搬送された。
検査では頭蓋骨の粉砕骨折や重度の頭蓋内出血が確認され、脳ヘルニアも発生していた。
被害生徒は手術を受け、その後、上海の病院に転院した。約2カ月間意識不明となった後に回復したものの、左目の視力障害や右半身まひなどが残った。
司法鑑定では重傷2級と認定された。
加害生徒に懲役4年6カ月
香港01によると、塩城市塩都区人民法院は2026年4月、加害生徒に故意傷害罪で懲役4年6カ月の一審判決を言い渡した。
加害生徒側は判決を不服として控訴したという。
事件をめぐっては、加害生徒側の弁護人が、学校による救急対応の遅れや、被害生徒が負傷後に再び頭部を打ったことも重傷化に関係していると主張している。
一方、被害生徒の家族は学校側の対応に問題があったと訴えている。
治療費600万元超、賠償も争点
被害生徒の治療費とリハビリ費用は600万元を超えたという。
学校側が200万元を立て替えた一方、家族側の負担は400万元近くに上ると報じられている。
加害生徒の家族から支払われた金額は12万元とされる。
被害生徒は現在もリハビリを続けているという。学校側の法的責任や、控訴審の判断については最終的な結論が確認できていない。
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