瀋陽の6人死亡バス事故、信号無視と安全管理不備を認定

中国遼寧省瀋陽市応急管理局は10月20日、2025年6月に同市大東区で6人が死亡、16人が負傷した路線バス事故の調査報告を公表した。運転手の速度超過や信号無視、不適切な操作に加え、運行会社の安全教育や運行監視の不備が事故につながったと認定した。

事故は2025年6月17日午後7時54分ごろ、聯合路と八王寺街の交差点で発生した。126系統のバスが歩行者や複数の車両に衝突し、自動車15台、電動二輪車3台と周辺の構造物が損傷した。直接の経済損失は約760万元に上った。

報告によると、バスは東から西へ走行中、赤信号で停車していた車を避けるため、右側の車線へ移った。そのまま信号を無視して交差点に進入し、左へ向きを変えて加速。歩行者や車両に次々と衝突し、交差点南西側の地下鉄工事用の囲いにぶつかって停止した。

事故後は警察、消防、医療などの関係機関が救助と交通整理に当たり、午後9時45分ごろに交通が正常化した。報告は、当時の天候は晴れで街灯も正常に点灯し、視界は良好だったと記載している。事故車両の鑑定では、ブレーキと操舵装置はいずれも有効に機能する状態だった。

運転手だけでなく会社と監督部門も対象

調査は、運行会社の安全教育が形式的で、運転手が安全な操作手順を十分に理解せず、緊急時の対応能力も不足していたと指摘した。会社は現場周辺を速度超過が起きやすい区間として把握しておらず、運行監視で確認された速度超過などにも適切に対処していなかった。

さらに、会社が許可なく運行車両を減らしたことや、点検記録に実際の確認を伴わない記入があったことも問題とした。交通運輸当局についても、会社の安全管理上の不備を十分に発見、是正できていなかったと指摘した。

調査報告は運転手に事故の全責任があると認定し、検察当局が2025年7月3日に逮捕を承認したと明らかにした。会社幹部や担当者の処分も提言し、監督部門の関係者7人に関する情報を規律検査、監察機関に移送した。

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(2026年10月21日)

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