中国共産党中央紀律検査委員会と国家監察委員会は10月13日、重慶市党委員会の元副書記で元市長の黄奇帆氏が、重大な規律違反と法律違反の疑いで規律審査・監察調査を受けていると発表した。黄氏は74歳。重慶の経済運営を長く担い、市長退任後も経済政策について積極的に発言してきた。
公式発表は同日午後6時に掲載された。具体的な違反行為や対象となる時期、関係する企業・人物は明らかにしていない。処分や司法手続きの今後の日程も示されていない。
上海から重慶へ、薄熙来氏失脚後も市長を続投
黄氏は1952年5月、浙江省諸曁生まれ。上海で長く勤務し、浦東開発弁公室副主任、浦東新区管理委員会副主任、市政府副秘書長、市経済委員会主任などを歴任した。
2001年10月に重慶へ移り、副市長に就任。2009年11月に市党委員会副書記、2010年1月に市長となり、2016年12月まで務めた。重慶での勤務は約15年に及ぶ。市長退任後の2017年2月には、全国人民代表大会財政経済委員会の副主任委員に就いた。
重慶では、当時の市党委員会書記だった薄熙来氏とともに市政を担った。薄氏が2012年に失脚した後も、黄氏は市長職にとどまった。ロイターは、黄氏について重慶の産業拡大を主導した経済官僚の1人と位置付け、薄氏の失脚後も政治生命を保った経歴に注目している。
調査発表前に杭州での講演中止報道
黄氏は公職を離れた後も、経済学者として各地の会合で講演していた。香港01が財新などの情報を基に伝えたところでは、9月8日にも福建省厦門で開かれた「絲路海運」国際協力フォーラムで基調講演を行っていた。
一方、台湾の聯合報が香港紙・明報の報道として伝えたところによると、寧波銀行杭州支店が10月26日に杭州で予定していた企業の発展に関するフォーラムでは、黄氏を主要講演者に招いていたが、開催が「事情により中止」とされた。この中止情報は、13日夕方の公式発表に先立って報じられた。
講演中止の具体的な理由は明らかになっておらず、今回の調査との関係も公式には説明されていな
出典
- 重庆市委原副书记、市政府原市长黄奇帆接受中央纪委国家监委纪律审查和监察调查
- 重慶市原市長黃奇帆受查 涉嫌嚴重違紀違法
- 「涉嫌嚴重違紀違法」 重慶前市長黃奇帆被查
- Former right-hand man of purged Chongqing chief Bo Xilai under investigation, China’s graft watchdog says
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(2026年10月14日)
