フィリピン沿岸警備隊は10月8日、南シナ海のアユンギン礁(英名・セカンド・トーマス礁)にとどまる軍艦「シエラ・マドレ」から、体調不良となった海軍兵1人を搬送した際、中国海警船が進路を妨げ、追尾し、放水したと発表した。フィリピン側によると、海警船5306は搬送船「カブラ」に対し放水を行ったが、船体には命中しなかった。
フィリピン沿岸警備隊は、通常は数時間で終わる搬送が、中国海警船による放水や継続的な追尾、危険な操船などで約10時間に延びたと説明した。周辺では中国海警船3隻のほか、中国海上民兵船と中国海軍艦艇も確認された。中国側は、フィリピン船の搬送を人道上の理由で認め、法に基づき必要な支援を行ったと説明している。
