重慶の閉鎖廃坑で7人死亡 違法採掘に関係する21人を拘束

 

中国重慶市酉陽土家族苗族自治県公安局は10月5日夜、同県と秀山県の境にある閉鎖された廃坑で7人の遺体を発見し、違法採掘に関係する21人を拘束したと発表した。初期調査では、7人は違法採掘中、降雨によって坑内の水位が急上昇し、溺死したとみられる。公安当局は事件の捜査を続け、関係者の責任を法に基づいて追及する方針だ。

行方不明の通報を受けて捜索

公安局によると、10月3日、酉陽県と秀山県の境にある廃坑内で人が行方不明になったとの通報が住民から寄せられた。当局は人員の捜索を進める過程で違法な採掘活動を確認し、関係者21人の身柄を確保した。同じ廃坑内から7人の遺体が見つかった。

現場は閉鎖済みの廃坑だったが、採掘対象の鉱物や、採掘が始まった時期、作業の規模は明らかにされていない。AP通信も、警察が採掘されていた鉱物の種類を公表していないと伝えた。炭鉱だったと確認できる情報はなく、石炭採掘中の事故とは断定できない。

また、公安局が示した10月3日は行方不明の通報を受けた日であり、増水や死亡が起きた正確な日時は発表されていない。遺体の発見日時、死亡した7人の氏名や年齢、拘束された21人の具体的な役割についても、通報には記載がない。

降雨による増水が原因との初期判断

公安局は、7人の死亡について、違法採掘中に降雨で坑内が急に増水したことによる溺死との初期調査結果を示した。新華社、澎湃新聞、香港01、AP通信は、いずれもこの警察発表を基に、降雨と坑内の急な増水を伝えている。

香港電台は「暴雨」によって坑内が浸水したと報じた。一方、公安局の発表は「降雨」としており、雨量や降雨の継続時間などの気象データは示していない。確認できた情報では、増水の原因とみられる降雨の強さまで特定されていない。

廃坑を閉鎖した時期や理由、入口の封鎖方法、閉鎖後の管理主体も公表されていない。採掘関係者がどのように坑内へ入り、排水設備や避難経路を確保していたかについても説明はなく、施設の管理状況と違法採掘の経緯は不明だ。

雲南でも違法採掘中の死亡事故

中国では今年5月31日、雲南省曲靖市会沢県娜姑鎮白霧村でも、違法採掘現場の崩落による死亡事故が発生した。中央社が新華社の報道を引用して伝えたところでは、午前4時30分ごろに6人が閉じ込められ、救出後に5人が死亡、1人が負傷した。現場は山間部にあり、地元当局が救助と事故原因の調査を進めた。

今回の重慶の事件は、崩落ではなく、降雨による坑内の急な増水が死亡原因とみられている。公安局は初期調査結果を発表した段階で、刑事責任の対象となる人物や適用する罪名、捜査の終了時期は明らかにしていない。

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(2026年10月6日)

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