台湾、HIMARS増強へ 有事の弾薬確保が焦点

 台湾が米国製の高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」を計111基に増強する計画を進める中、台湾海峡有事に備えた弾薬確保が焦点となっている。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは10月1日、中国軍の長距離ロケット砲との攻撃の応酬が起こり得ると指摘し、使用できる弾薬の量が戦闘を左右し得ると報じた。

 台湾は当初発注した29基を2026年末までに全て受領する予定。米政府は2025年12月、追加の82基と関連装備の売却案を承認した。111基は追加分の納入後の計画数となる。

 米国防安全保障協力局の公表資料によると、追加売却案には陸軍戦術ミサイル「ATACMS」420発と、誘導ロケット弾「GMLRS」の弾薬ポッド計1203個が含まれる。関連装備を合わせた推定総額は40億5000万ドルだ。

 台湾軍は今年6月10日、台中市の大甲渓周辺で発射車両6両による実弾訓練を実施。射撃後の迅速な陣地転換も確認した。中国軍も台湾海峡で長距離ロケット砲の実弾演習を行っている。ただし、台湾の弾薬在庫総量や、有事に射撃を継続できる期間は、今回確認した資料では分からない。

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(2026年10月2日)

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