南シナ海の民主礁周辺空域にフィリピン機3機、中国軍が警告

中国とASEAN加盟国がフィリピンのマニラで南シナ海行動規範の協議を進める中、中国人民解放軍南部戦区は8月21日、フィリピンのBN-2アイランダー、C-208、PA-31Tの小型機3機が、中国政府の承認を得ずに南シナ海の民主礁(中国称・黄岩島)周辺の空域に侵入したと発表した。南部戦区は海空兵力を組織し、3機を追跡・監視するとともに警告を行ったとしている。

南部戦区の報道官は、フィリピン側の行為が中国の主権を重大に侵害したと非難し、主権を侵害する挑発行為を直ちに停止するよう要求した。発表では、航空機による侵入に伴う人的被害や物的被害には触れていない。

また、中国官媒は中国軍関係者の話として、8月22日にフィリピンが域外国を引き入れ、南シナ海で共同巡航を組織したと報じた。中国人民解放軍は巡航の全行程を追跡・監視し、警戒したという。中国側は共同巡航に参加した域外国の具体的な国名を公表しておらず、フィリピン側も航空機の侵入や共同巡航に関する情報を発表していない。

南シナ海の行動規範をめぐる協議が進む一方、フィリピンの航空活動と共同巡航をめぐって中国側が警告を発したことで、両国間の安全保障上の対立が続いていることが示された。

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