中国で盗撮映像の販売網、女性被害者約14万人と推計

中国河南省のメディア「大象新聞」は11月5日、ホテルや公衆トイレなどで隠しカメラを使って撮影した映像が、暗号化された通信アプリや有料サイトを通じて売買されている実態を報じた。警察の捜査に協力してきた周寧河氏は、自ら収集した映像を基に、盗撮された女性は小学生を含め約14万人に上ると推計した。大象新聞によると、周氏が提供した情報を基に警察が解決した盗撮事件は18件で、うち2件は未成年者が被害に遭った。

周氏は2022年、かつて利用した福建省福州市の水上レジャー施設のシャワー室で撮られた映像を目にしたことをきっかけに、盗撮の実態を調べ始めた。映像に写り込んだ看板や室内の特徴を手がかりに撮影場所を絞り、警察に情報を提供してきた。約14万人という数字は、ホテルで撮られた映像1本当たりの人数や、トイレで撮られた映像のデータ量などから人数を割り出し、重複分を除いて算出した周氏個人の推計だ。

大象新聞の取材では、撮影者がホテルの客室やトイレに隠しカメラを設置し、撮影した映像を買い取り業者に売っていた。買い取り側は無料または低料金のチャットグループで視聴者を集め、有料のライブ配信に誘導したり、編集した映像を別のサイトに転売したりしていた。掲示板にダウンロード先のリンクを掲載し、利用者がオンラインストレージの会員料金を払って映像を入手する例もあった。大象新聞によると、撮影者と買い取り側は互いの身元を知らないことが多く、捜査で取引の実態を把握するのが難しいという。

未成年者が被害に遭った事例では、周氏は2026年5月、校内のトイレで児童が盗撮された映像を確認した。撮影日時から、盗撮は約半年にわたって続いたとみられる。周氏が撮影場所を湖南省永州市の小学校と突き止めて警察に証拠を提出し、警察は6月2日に事件に関与した人物を拘束したと大象新聞は伝えた。

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(2026年11月6日)

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