中国の王毅・共産党中央外事工作委員会弁公室主任は11月2日、北京でイランとサウジアラビアの安全保障当局者とそれぞれ会談した。新華社が同日午後11時51分に報じた。王氏は中東の戦闘が長期化し、周辺へ広がっているとの認識を示し、対話と交渉による解決を求めた。
イラン側の出席者は、最高国家安全保障委員会のバゲリ副事務局長。中国側発表によると、王氏は対話と交渉が解決の道だと述べ、習近平国家主席が中東情勢の緩和に関して示した提案に沿って、各国とともに地域の平和回復に努める意向を表明した。
王氏は、イランが主権と安全を守ることを支持すると述べ、中国とイランの関係を引き続き発展させたいとした。バゲリ氏は、中国側の提案や多国間主義を支持する立場を評価し、国際社会と地域の平和に向け、中国がより重要な役割を果たすことを期待すると語ったという。
サウジ側との会談には、国務相、閣僚、安全保障顧問を兼ねるアイバン氏が出席した。アイバン氏は、2国間関係と双方が関心を持つ問題について、ムハンマド皇太子兼首相から習主席に宛てた書簡を王氏に手渡した。
王氏は、中国とサウジの関係が安定して発展していると述べ、両国首脳の下で協力をさらに進める考えを示した。地域情勢は戦争と平和の重要な岐路にあるとし、対話を通じて紛争を解消するよう各方面に求めた。中国はサウジを含む関係国との意思疎通と調整を続ける意向も示した。
新華社が伝えたのは、王氏と両国当局者による別々の会談である。イランとサウジの代表が直接協議したとの記述や、新たな停戦合意を発表したとの記述はない。
