中国広東省広州市従化区の住宅団地「時代印象」で、窓やドアのガラスが突然割れる事例が相次ぎ、住民が安全性への懸念を訴えている。住民側は約300世帯で破損が起きたと申告している一方、区の住宅建設当局は2022年の住宅引き渡し開始以降、204枚のガラスに破損が報告されたと説明した。行政当局は危険箇所への立ち入り防止措置を指示し、原因調査と修理対応を進めている。
中国本土の新京報が10月26日、香港の星島頭條が27日、それぞれ報じた。
住宅団地では2022年8月から住宅の引き渡しが順次始まった。住民によると、その後、各棟で窓やドアのガラスが突然割れる事例が発生した。住民が最近実施した自主集計では、約300世帯が同様の問題を申告したという。
一部の住戸では3~4枚のガラスが割れたとの訴えもある。高層階の住民からは、割れたガラスの破片が地上に落下し、通行人が負傷することへの懸念が出ている。
当局、204枚の破損を把握
羊城晩報が26日に区当局から得た説明によると、住宅団地では2790世帯が住宅の引き渡しを受け、設置されたガラスは約8万7000枚に上る。
当局が把握した破損ガラス204枚のうち、96枚は2年間の保証期間内に破損した。このうち94枚は無償交換され、残る2枚は修理中という。
保証期間を過ぎてから破損したガラスは108枚で、95枚については住民が自己負担で修理した。残る13枚の修理方法は協議中としている。
住民側の約300世帯という数字は被害を申告した世帯数で、当局の204枚は把握した破損ガラスの枚数を示している。集計対象や単位が異なるため、両者を単純に比較することはできない。
原因は特定されず、修理費用も問題に
住宅団地の管理会社側は、保証期間が終了した住戸について、開発事業者が修理費用を負担しないと説明しているという。住民からは、住宅の品質や修理費用の負担をめぐる不満が出ている。
区の住宅建設当局によると、ガラスの品質証明書や関連する検収資料はそろっている。ただし、強化ガラスが自然に破損する原因には複数の可能性があり、現時点で原因は特定されていない。
当局は管理会社に破損箇所の全面点検を求め、危険な場所に警戒線を設置するよう指示した。今後、関係機関や住民代表などと協議し、原因調査と修理方法の検討を進める。
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