中国陝西省楡林市神木市で10月17日夜、華為技術(ファーウェイ)と賽力斯集団(セレス)が共同展開する高級乗用車ブランド「問界(AITO)」のM9が道路脇の信号柱に衝突して炎上し、運転手1人が死亡した。問界は21日、事故時の車速が時速139.1キロに達していたとする初期調査結果を公表した。事故現場の制限速度は時速50キロだった。
交差点の信号柱に衝突
事故は17日午後11時25分ごろ、神木市内の交差点で発生した。
香港の星島頭條やシンガポールの聯合早報によると、道路監視カメラの映像には、車両が交差点に進入した後、信号柱に衝突して炎上する様子が記録されていた。
神木市の警察によると、事故車両に乗っていたのは運転手1人で、死亡が確認された。他の車両を巻き込まない単独事故だったという。
事故後、車両が激しく炎上した映像がインターネット上で拡散し、運転支援機能や車載電池の安全性を巡る議論が広がった。
運転支援機能は使用せず
問界の顧客サービス部門は21日、事故に関する説明を公式アカウントに掲載した。
メーカーによると、事故時は運転手が車両を操作しており、運転支援機能は作動していなかった。また、衝突直前の車速は時速139.1キロで、制限速度の時速50キロを大幅に上回っていた。
問界は、事故前に車両の異常は確認されていなかったと説明している。衝突後には車両の緊急通報システムが自動的に作動し、救援センターが中国の交通事故通報番号「122」に連絡したという。
出火原因は配線の短絡などと推定
問界は、車両前部が高速で信号柱に衝突した際、エンジンルームに相当する前部機器収納部が大きく損傷し、配線の短絡や液体の漏出が起きたことが出火につながった可能性があると説明した。
インターネット上で広がった「電池の爆発」や「運転支援機能による衝突」とする情報については、初期調査の結果と一致しないとして否定した。
ただし、これらはメーカー側の初期調査に基づく説明であり、警察などによる最終的な事故原因の認定ではない。問界は、関係当局の調査に協力していると説明している。神木市の交通警察も事故原因について引き続き調査を進めている。
出典
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中国の新エネルギー車(NEV)の火災については、上海で別ブランドの車両が走行中に炎上した事例も報じられている。事故ごとに出火の経緯は異なるため、今回のメーカー側の説明と、他の火災事例の原因は区別する必要がある。
