台風「薔琵」が台湾東方へ、中国東部沿岸も強風雨警戒

中国中央気象台は10月20日、台風「薔琵(CHAMPI)」の接近に伴い、21~26日に東シナ海や台湾海峡、中国東部沿岸で強風が続く恐れがあると発表した。台湾、福建省東部、浙江省東部、上海市南部などでは大雨を予想している。台湾側も21日、台風の接近で23~24日に風雨の影響が強まるとして警戒を呼びかけた。

中央気象台によると、台風は20日午前11時時点で台北の東南東約1710キロの海上にあり、中心付近の最大風速は毎秒62メートルだった。台湾東方へ進み、24日前後に台湾東部へ上陸して福建省へ向かう場合と、台湾北東の海上で北東へ進路を変える場合の2つの可能性を示した。

台湾側は北へ進路を変える予測

一方、中央社によると、台湾中央気象署は21日、台風が台湾東方へ接近しながら次第に北へ進み、その後は北東へ遠ざかると予測した。22日夜から24日早朝に台湾へ最接近する見通しで、進路に大きな変化がなければ、21日深夜から22日未明にも海上台風警報を発表する可能性があると説明した。

香港01が伝えた香港天文台の20日の予測も、台湾東方で北へ進路を変え、東シナ海へ向かう可能性が比較的高いとする一方、台湾から福建省に近づく可能性も残した。各機関の予測には幅があり、台湾や中国本土への上陸が確定したわけではない。

中国側は23日夜から26日にかけ、福建省や浙江省、上海市などで雨が強まり、沿岸の一部では累積雨量が200ミリを超える恐れがあるとした。寒気と台風が重なることで、中心から離れた海域でも強風が続く可能性があり、海上交通や洋上施設、沿岸観光の安全管理を求めている。

台湾側は23日に北部、宜蘭、花蓮で局地的な豪雨を予想し、北部山間部ではさらに雨量が増える恐れがあるとした。AP通信も台風の発達を報じ、グアム付近を通過した後、フィリピン海で勢力を強めたと伝えた。今回の中国沿岸部への影響は予報段階で、上陸や被害の発生を確認した情報とは区別される。

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(2026年10月21日)

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