「アジア版NATO」は急がず、韓国の多層的な安全保障協力を強化すべき

元駐米韓国大使のアン・ホヨン氏は、いわゆる「アジア版NATO」について、インド太平洋の安全保障環境が悪化する一方、域内各国の脅威認識の違いや韓日間の歴史問題などから、近い将来の制度化は難しいと論じる。そのため韓国は構想を急いで実現しようとするのではなく、米韓同盟を基盤に、日本、豪州、フィリピンなどとの安全保障協力を段階的に深めるべきだと主張する。さらに、戦時作戦統制権の移管は必要な軍事能力や北朝鮮の核・ミサイルに対処する同盟能力の整備状況を踏まえるべきだと指摘。日本に比べて遅れている域内の多国間・重層的な連携を強化することが、将来の制度化にもつながるとの見方を示している。

出典

Ho-Young Ahn(元駐米韓国大使、慶南大学教授)・Center for Strategic and International Studies(CSIS)
https://www.csis.org/analysis/what-should-koreas-take-asian-nato-be

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