フィリピン沿岸警備隊は10月1日、北部バタネス州イトバヤット島の北西約37カイリで9月28日からとどまっていた中国の調査船「JIA HAI KE 7」に対し、巡視船「BRP Teresa Magbanua」と航空機を派遣した。沿岸警備隊によると、同船はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で活動していた。
同日午前7時55分ごろ、Teresa Magbanuaは調査船に約100ヤードまで接近し、硬式船体付きゴムボートを投入した。小型艇は調査船の周囲を複数回航行し、巡視船は無線で活動の停止と退去を繰り返し要求した。沿岸警備隊は、調査船がフィリピン政府の許可を得ない海洋科学調査を行っていたと主張している。
作戦中、中国海警局の「CCG-2503」が現場に入り、フィリピン船に無線で呼び掛けた。Teresa Magbanuaは調査船の近くにとどまりながら、中国海警船を約1000ヤードの距離で追跡した。沿岸警備隊は、調査船が同日午前11時42分ごろ、約4.6ノットでそれまでの停留位置を離れたと説明した。
中国外務省は、調査船は中国の管轄海域で通常の活動をしており、フィリピン側が妨害したと反論した。フィリピン側は9月28日、調査船が無線の呼び掛けに応答せず、位置情報を偽装した疑いがあると発表していた。
