北朝鮮が在中国大使館地下に秘密刑務所か 脱北試みた国民を拘束・尋問と韓国団体

韓国の人権団体「転換期正義ワーキンググループ」は29日、北朝鮮が北京市朝陽区にある在中国大使館領事部庁舎の地下に秘密刑務所を設置し、脱北を試みた国民の拘束や尋問に使っているとする調査報告書を発表した。中国の警察や国家安全部も摘発に協力していると主張している。

報告書は、北朝鮮の元外交官らの証言として、外交官や留学生、党幹部、特殊任務担当者、工作員に脱北の兆候がある場合、現地の北朝鮮外交使節団や北朝鮮国家情報局に所属する安全担当者が12~24時間以内に平壌へ報告すると説明。偽の理由で対象者を北京に誘い出して秘密刑務所に収容し、厳しい尋問を行った後、高麗航空の直行便で北朝鮮に送還するとしている。

報告書によると、北朝鮮のハッカー、ペ・ヨンジュ氏は過去に韓国政府や中国の軍事機関に侵入し、2022年に韓国への亡命を試みた際、内モンゴルで中国側に拘束された。中国側の約半年間の尋問後、北朝鮮の瀋陽総領事館に引き渡され、2日後に秘密刑務所へ移送された。約1年間拘束・尋問され、2023年8月29日に北朝鮮へ送還された際は、全身をギプスで固定され車いすに乗っていたという。情報提供者は、その後死亡したと述べている。

出典

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