ドイツメディアの調査報道によると、ドイツ当局は中国人の研究・留学目的のビザ審査を厳格化している。2025年には、中国人の研究ビザ申請約200件と留学ビザ申請約200件が拒否されたという。審査では、申請者の経歴や軍事系教育機関との関係がこれまでより厳しく確認されている。
申請の審査には、連邦憲法擁護庁などの安全保障機関が関与することもある。研究分野や教育機関との関係を含む申請者の経歴が確認対象となり、中国人研究者や留学生のドイツ渡航に影響している。
これに対し中国大使館は、科学技術分野の安全問題を政治的手段として利用すべきではないと反論した。また、中国のスパイ活動に関するドイツ側の主張には根拠がないとしている。
今回の審査厳格化は、中国人研究者・留学生のドイツ渡航や欧州での研究活動に影響する。中国と欧州の科学技術交流、安全保障、人的往来をめぐる摩擦として、在中の中国人研究者や留学生、欧州での研究を検討する関係者に関係する動きである。
