ロイター通信は、米政府関係者2人の話として、中国遠洋海運集団(Cosco)の船舶に、軍事通信技術や暗号技術に関する信号を収集する装置が設置されていると報じた。情報提供者は、装置の具体的な種類を明らかにしていない。
この指摘は匿名の米政府関係者の説明に基づくもので、資料では装置の具体的な内容や、裏付けとなる証拠は示されていない。中国大使館は、中国が国外で違法にデータや情報を収集するよう中国企業などに要求することはないと説明し、根拠のない主張だと反論した。
米国防総省は2025年1月、Coscoを中国軍と関係のある企業のリストに掲載した。ただし、資料によると、この掲載を受けて正式な制裁が科されたわけではない。
Coscoは米国などの港湾や欧州の港湾運営に関与しており、軍事情報の収集をめぐる今回の疑惑は、中国企業と外国の港湾・物流事業の関係や、安全保障環境に関わる問題となっている。
