福建省廈門市湖里区で8月24日、清掃会社が飲食店の消毒・殺虫サービスに中高毒性の農薬ジクロルボスを使用していたとの通報を受け、同区の合同調査チームが会社を立ち入り調査した。会社は農薬をミネラルウォーターの瓶に移し替え、ラベルを剥がして使用していたとされる。従業員が覆いのない食器に農薬を直接噴霧していたとの証言もある。
調査チームは同社の消毒・殺虫用品を検査して証拠を保全し、残っていた薬品を押収した。不合格の殺鼠剤も使用されていたと報じられている。同区内にある会社の営業場所は閉鎖された。現時点で、飲食店の利用者や従業員の健康被害について、資料に具体的な記載はない。
中国国家市場監督管理総局は8月26日、国務院食品安全委員会弁公室が本件を重点監督対象として調査を指示したと発表した。同弁公室は国家市場監督管理総局、国家疾病予防管理局と合同作業チームを設置し、現地での捜査を督促・指導する。違法行為を厳罰に処す方針も示している。
飲食店の衛生管理と食品安全に関わる事案であり、中国在住者や訪問者、飲食関連事業者は、消毒・殺虫作業に使用される薬品の管理状況に注意が必要となる。
