パラオEEZに中国科研船、無許可の海洋調査で外交抗議

2026年5月下旬、中国の全長89メートルの科研船「極地」号が、パラオの招請を受けないまま同国の専属経済区(EEZ)内に約74キロ入り、約14時間にわたって低速航行した。外媒報道によると、帛琉はこの活動を主権を損なうものだとして中国に外交抗議した。

パラオ大統領は、同船が海底光ケーブルの上方で調査を行い、水中に設備を投入したと説明した。海底光ケーブル周辺での活動が明らかになったことで、帛琉のEEZ内における中国の海洋調査をめぐる安全保障上の懸念が示された。今回の調査活動について、帛琉側は中国の招請を受けていないとしている。

同様の事案は2018年、2024年、2025年にもあったとされる。さらに2026年7月にも類似事案が発生したと伝えられているが、この7月の事案については豪ABC放送は独自に確認できていない。パラオは今回の活動を外交問題として取り上げ、中国側に抗議した。中国の科研船によるEEZ内での調査や設備投入をめぐり、帛琉との対立が続いている。

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