東方航空機でモバイルバッテリー発火 中国で機内事故相次ぎ安全規制強化

    東方航空機でモバイルバッテリー発火 荷物棚から出火

    中国東方航空の蘭州発貴陽行きMU2421便で2026年7月24日午前11時ごろ、貴州省貴陽龍洞堡国際空港への着陸後に地上を走行中、乗客頭上の荷物棚に収納されていたモバイルバッテリーが発火した。荷物棚内にあったスーツケースの一部も焼損したが、客室乗務員と乗客が協力して消火し、乗客と乗員にけがはなかった。中国メディアの極目新聞や香港メディアなどが伝えた。

    公開された映像では、前方の荷物棚から炎と煙が立ち上り、乗客が「火事だ」と叫ぶ場面が確認できる。機内は一時騒然となったものの、複数の客室乗務員が発火した荷物を荷物棚から取り出し、迅速に消火活動を実施した。乗務員は「慌てないでください。消防が来ます」と乗客を落ち着かせながら対応した。

    貴陽空港消防「モバイルバッテリーが発火」

    貴陽龍洞堡国際空港の消防当局は、中国メディアの取材に対し、当日、機内の頭上荷物棚で火災が発生したことを認めた。出火原因は乗客が持ち込んだモバイルバッテリーの発火だったとしている。

    消防隊が現場へ到着した時には、機内の乗務員によってすでに消火は完了しており、火災による死傷者は確認されなかった。

    香港メディアは関連事例として、2026年6月15日に天津航空GS7829便(天津発広東省掲陽行き)で発生した事故も紹介している。同便では飛行中にモバイルバッテリーから煙が発生し、機内に煙が充満したが、客室乗務員が「頭を下げてください。慌てないでください」と乗客に呼び掛けながら規定の手順に従って対応し、けが人は出なかった。

    中国で機内の発煙・発火事故が相次ぐ

    中国では近年、航空機内でモバイルバッテリーの発煙・発火事故が相次いでいる。

    2025年3月には香港航空HX115便(杭州発香港行き)が飛行中、荷物棚内のモバイルバッテリーから出火し、福建省福州へ緊急着陸した。同年10月には中国国際航空CA139便(杭州発韓国・仁川行き)でも荷物棚内のリチウムイオン電池が発火し、上海へ緊急着陸している。

    今回の東方航空MU2421便の事故は、こうした一連の機内事故に続く事例となった。

    中国民用航空局が持ち込み規制を強化

    相次ぐ事故を受け、中国民用航空局は2025年6月から、中国の安全認証(CCC認証)を取得していないモバイルバッテリーやリコール対象製品などについて、国内線への持ち込みを禁止する措置を導入した。

    機内でのリチウムイオン電池関連事故が続く中、中国当局は航空機内の安全管理を強化している。

    出典

    関連記事

    #東方航空 #モバイルバッテリー #航空安全 #中国民航局 #中国 #リチウムイオン電池 #発火事故

    タイトルとURLをコピーしました