中国本土のスモッグ台湾覆う、中南部は独自の汚染物質も

 台湾環境保護署によると、中国本土のスモッグが10月30日台湾に流入しPM2.5(微小粒子状物質)の濃度が70~90μg/m3(マイクログラム/立方メートル)に上昇した。台湾北部は10月29日夜に覆われたが翌日緩和して大気質は通常に回復したが、中南部は30日、地元で発生した大気汚染物質も加わり、観測所13カ所で6段階で4番目の「オレンジ」のレベルに上昇した。中国本土に近い金門、馬祖では3番目の「赤色」となった。蘋果日報などが伝えた。

 台湾では毎年10月から翌年4月にかけ、北東風の影響で大気汚染が深刻化する。30日は中国・上海でPM2.5が150μg/m3を記録しており、台湾にも間もなく大気汚染物質が流入するとみられる。
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