トランプ政権にマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、北朝鮮による弾道ミサイル発射について、朝鮮半島の緊張を継続させないことで中国と共通認識に達したと述べた。北朝鮮問題で米中が協力を確認したのは初めて。英BBC放送中国語版が伝えた。
トランプ大統領も、中国は北朝鮮問題についてわれわれと協力していると述べた。北朝鮮最大の盟友として、北朝鮮にさらに圧力をかけるよう、中国は現在米国から、大きなプレッシャーを受けている
北朝鮮は15日、故金日成(キムイルソン)国家主席生誕105年にあたって軍事パレードを実施。ミサイルも発射したが間もなく爆発した。ミサイル発射により、朝鮮半島の緊張が続いている。
ミサイル発射についてマクマスター補佐官は「米国と地域の同盟国、パートナーは、核兵器を持つ敵対的な政権の脅威を容認できない。トランプ大統領はこのことをはっきり指摘した」と語った。
(参考)
米中首脳、朝鮮半島情勢などで電話会談
米戦略爆撃機B1B、15日間に5回も朝鮮半島に飛来
中国共産党紙、北朝鮮に核放棄求める社説