台北市中心部にある総統府前の大通り「凱達格蘭大道」で23日、野党・時代力量の黄国昌立法委員(議員)と人気ブロガー「館長」(陳之漢氏)の呼び掛けで、中国政府の影響下にある台湾メディア(赤色メディア)に反対するデモが行われ、約3万人が参加した。米公共放送ボイス・オブ・アメリカが伝えた。
黄立法委員は、中国政府が台湾のメディアグループ「旺旺中時集団」傘下の有力紙『中国時報』やテレビ局の「中天電視台」を通じ、台湾人に毒薬を飲ませようとしているなどと名指しで批判。国家通訊伝播委員会(NCC)に対して管理の強化を求めるとともに、立法院に「赤色メディア」を排除する法律の制定を呼び掛けた。