
澎湃新聞によると、同市では余震が続いており、18日午前7時までにM3以上の地震が16回起きた。四川省の楽山、成都、内江の各市のほか、近隣の重慶市、貴州省、陝西省の一部でも強い揺れを感じた。
報道によると、震源地近くでは多数の建物が倒壊し、多くの住民が閉じ込められているもよう。警察官や軍が出動し救出活動を続けている。また、3万8000世帯で停電が起きた。省政府は緊急救助活動を開始し、テント5000枚や救援物資を現地に送った。
香港メディアの東網によると、地震発生時、勤務中だった医師は「揺れを感じたが、病院の建物に亀裂などは入っていない。逃げる際に転んだ住民がいた」などと話している。当時、散歩中だった住民は「すごく揺れた。たくさんの住民が建物から逃げ出してきた」と語った。
宜賓市では最近1年内にM5以上の地震が2回発生している。中国地震台網中心の研究員によると、昨年来の宜賓市の地震は、2008年に起き約1万人が死亡した四川大地震とは別の地震帯で起きている。
★参考情報★
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●雲南省・玉渓で連続地震 家屋8000世帯で損壊 7万人被災、24人けが
●四川大地震追悼のキリスト教徒拘束=米国務省が憂慮