
米国はEUに対し、ファーウェイの製品には情報収集のためのバックドア(裏口)があり、中国情報機関が基幹通信インフラに侵入できると主張。ポンペオ米国務長官は「もし盟友がファーウェイの製品を使うなら、米国は情報を共有を制限する以外に方法はない」と警告していた。
しかし、米国の希望とは裏腹に、ドイツは先に通信回線網でのファーウェイ製品の使用を禁止しないと宣言。英当局も、いかなる脅威も発見が可能だとの認識を示した。フランスでも、5Gからファーウェイの排除を試みたが、上院で阻まれた。イタリアは、ファーウェイを排除しないばかりか、巨大経済圏構想「一帯一路」への協力を約束した。
欧州の通信業界関係者は英BBC放送に対し、各国の移動通信網にファーウェイ製品が既に浸透しているのに、米国が排除を求めていると指摘。「取り除くには数億ドルのコストがかかり、われわれの5G事業に遅れが出る」と述べた。
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