ごみ焼却施設反対の住民鎮圧 抗議活動中の数人拘束 江西 事件・事故 2018.10.24 江西省上饒市ハ(バンにおおざと)陽県の政府庁舎前で23日夜、同県北塘村のごみ焼却発電施設の建設に反対して抗議活動中の住民約1000人に対し警官隊が鎮圧に着手し数人を拘束した。けが人が出たとの情報もある。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版が23日伝えた。(写真はVOAのキャプチャー) 抗議活動は連日続いている。数日前、住民が陳情のため地元政府に向かって行進中、末端行政機関の責任者に阻止され、掲げていた横断幕などを破られた。中国のメディアは報じず、ミニブログに投稿された映像は削除された。 住民の1人は「われわれは横断幕を掲げて抗議活動をしただけで、道路は封鎖していない。だが、警官隊が出動して住民と衝突した」と話している。 中国では過去数年間に、北京、天津、江蘇などでごみ焼却施設への反対運動が続発。北京・六里屯、天津・薊県などでは当局を建設中止に追い込んだ。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーー ●当局が暴力的な火葬強要 民家からひつぎ押収 墓の掘り返しも 住民反発-江西 ●アルミナ工場建設反対で数千人デモ 一時衝突も 当局が計画中止発表-遼寧 ●ごみ焼却場に住民が反対行動 警官隊と衝突でけが人か-福建