中国の地方政府が、キリスト教の信者拡大阻止の動きを強めている。浙江省楽清市の女性・小児向け医療機関の婦幼保健院がこのほどスタッフに対し、宗教の不信仰を約束させる誓約書の提出と求めたことが分かった。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が26日伝えた。
この医療機関はスタッフに対し、院内で宗教活動を行った場合は解雇することもあると警告。宗教の信仰を象徴する物を身に着けていた場合は説得を行い、守らなければ解雇するとしている。
さらに、この医療機関はスタッフに対し、周囲の宗教活動への監視も要請。家族、親戚、隣人らが宗教活動を行った場合、制止、通報に努めるとともに、上司や警察に通報するよう求めた。
このほか、江西省の各地でも医療機関がスタッフに対し宗教信仰を禁止。新余、九江などの各市の医療機関で、宗教の信仰を禁止するスローガンが掲出された。学校の教師も信仰が許されていないという。
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