江西省南昌市経済技術開発区にある民営の「奧克斯盛世華庭・幼稚園」で、園児が長期間、鼻血やせきの症状を示し、父母らが教室の内装材の有毒物が原因とみて園に調査を求めている。中国では内装材が、室内の空気を汚染する原因の1つとして問題視されている。中国の報道を引用し、台湾中央社が19日伝えた。
2017年に行われた調査では、中国で内装直後の住宅の90%以上で基準を超える有害物が検出された。北京、上海、天津で基準を超えるホルムアルデヒドが検出された住宅の割合が79~82%に上った。
同幼稚園は2017年9月に開園の許可を得たばかり。園児の3分の1が鼻血などの症状を示している。幼稚園側が検査機関3社に依頼し、18日からホルムアルデヒドなど有害物の状況について検査を始めた。