米下院議員が「一つの中国」政策放棄と台湾との国交提案 米国 2018.06.22 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米国のダナ・ローラバッカー共和党下院議員が20日、「一つの中国」政策を放棄して台湾と外交関係を結ぶよう求める議案を提出した。中国外交部などはコメントしていないが、台湾世論の注目を集めている。 台湾メディア風伝媒によると、ローラバッカー下院議員は「一つの中国」政策には問題があり、台湾を主権国家として「一中一台」に改めるべきだと主張している。米国が国家として承認していないシリア、イラン、北朝鮮、ブータン、台湾の5つのうち、台湾だけが完全な民主制度を維持している。 ローラバッカー下院議員は、米上下両院の親台湾議員連盟「台湾連線」の発起人の1人。同議連は上院議員の5分の1にあたる20人、下院議員137人が加盟している。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーー ●米軍が台湾海峡へ艦艇派遣へ 一時空母を検討も断念 中国外交部は自制求める ●台湾海峡中間線に偵察用の電子戦機=台湾軍部が警戒強める ●米台高官交流認める「台湾旅行法」、米で成立、中国反発