習主席が市場開放と知財権保護の強化策発表、米に譲歩か

2018 年4月11日習 習近平国家主席は10日、経済問題などを討議する「ボアオ・アジアフォーラム」で演説し、市場開放を拡大し知的財産権を保護するための政策を発表した。米中の貿易摩擦が激化し、中国政府と政府系メディアが強硬な主張を繰り返す中、習主席の発表は米国への譲歩のシグナルとみられる。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真は星島日報のキャプチャー)

 習主席が発表した市場開放拡大策は、銀行、証券、保険業に対する外資の出資や参入規制の緩和、外国自動車メーカーへ出資規制緩和など。知財権保護では、国家知識財産局を再編し、中国進出の外資系企業の知財権保護を強化する。また、自動車など一部輸入商品の関税を引き下げる。

 トランプ米大統領は10日、ツイッターで、習主席の友好的な演説発に非常に感謝すると述べた。一方、米ホワイトハウスは、言葉だけでなく行動で示すよう求め、中国製商品に対する制裁関税を計画通り実施する方針を強調した

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