空母遼寧など40隻が南シナ海で演習、国防部は明言避けるも、海事局が航行禁止通告 安全保障 2018.04.02 ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の3月31日の報道によると、中国の空母遼寧を含む40隻の艦隊が南シナ海に集結、演習を行っていることが分かった。戦略的な問題で米中の対立が表面化する中、中国空、海軍がこのところ、南シナ海でパトロールや実戦演習を立て続けに実施している。(写真はRFIのキャプチャー) 中国国防部の任国強報道官は3月29日の定例記者会見で、艦隊集結について明言を避けた。しかし、海南海事局は30日、4月5日午前8時~12日零時まで南シナ海の一部海域について、軍事的な理由により航行禁止を通告した。 南シナ海は世界でも最重要な海運の要衝で、毎年5兆ドルの商品が通行する。また、大量の天然資源の埋蔵でも知られる。中国は近年、主権の主張を強め人工島を造成。沿岸各国が不満を強めている。 ★参考情報★ ーーーーーーーーーーーーーーーー ●中国空軍多数が宮古海峡と南シナ海で飛行、米艦航行に対抗か●空母「遼寧」が台湾海峡航行、米「台湾旅行法」に反発か ●米原子力空母がベトナム寄港、中国の懸念払拭には成功か