2018 年3月7日Vietnam 米原子力空母カール・ビンソンを中心とする艦隊が5日、ベトナム・ダナン港に入港した。1975年のベトナム戦争終結後、米海軍の大規模な艦隊の入港は初めて。ただ、ベトナム政府は、米国との軍事協力強化を懸念する中国を説得し、懸念払拭に成功したもようだ。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真は米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版のキャプチャー)

 カール・ビンソンを中心とする艦隊は、ダナンに5日間停泊する。ダナンは、米エクソンモービルが開発中の海洋天然ガス田や、ベトナムと中国が領有権を争う中、中国が軍事施設建設を急ぐ西沙諸島(パラセル諸島)にも近い。専門家によると、空母艦隊寄港は米越が共同で中国に対抗する姿勢を象徴している。

 しかし、消息筋によると、ベトナム政府は数カ月前から中国の懸念を払拭するため努力を続けてきた。ベトナムの外交当局と軍は、南シナ海での主権の主張はするものの、中国との安定した関係を望む考えを繰り返し伝えている。

 カール・ビンソン寄港の可能性は今年1月に分かったが、中国は落ち着いた反応を示している。香港嶺南大の専門家、張宝輝氏は「ベトナムの外交が成功している。中国もベトナムのバランス外交を良く理解している」と話している。