新型コロナ感染の発端 武漢で封鎖解除に向け準備 団地封鎖と禁足続く

 2020年4月1日武米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、新型コロナウイルスの感染拡大の発端となった湖北省武漢市で、4月8日の封鎖解除に向け準備が始まった。当局は市内全域で清掃と消毒作業を進めている。ただ武漢の住民によると、団地は封鎖状態で、当局はまだ65歳以上の高齢者の外出を禁止している。(写真はFRAのキャプチャー)

 国の研究機関、中国工程院の専門家である李蘭娟氏は30日、中央テレビ局の取材に対し「武漢の感染拡大は、基本的に抑えられた」と述べる一方、引き続き緊張を緩めず、感染者を素早く発見し、その周辺での感染拡大防止に取り組むよう求めた。

 武漢市民によると、当局はなおかなり緊張しており、路線バスや地下鉄も当面、全面復旧はしない見通し。高齢者の禁足が続いているほか、職場復帰も一部の職種に限られ、しかも帰宅を1週間に1回に求められるケースもある。 香港メディア東網によると、武漢市の病院62カ所が通常診療を再開。他に60カ所が外来、53カ所が救急にそれぞれ限定して診療を始めた。武漢市以外ではほぼ、すべての病院が通常診療を再開した。

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