中央政府の香港出先機関に新主任 王主任は更迭

 2020年1月9日港香港紙・蘋果日報(電子版)などによると、中国国務院(中央政府)の香港出先機関、中央政府駐香港連絡弁公室(中連弁)の新しい主任に6日、駱恵寧氏(65)が就任した。国務院は4日、前任の王志民主任の解任を発表後、わずか2日で交代した。(写真は蘋果日報のキャプチャー)

 王前主任は、昨年6月から続く反政府デモに対する情勢判断の誤りや、11月の香港区議選で親中国派が惨敗したことの責任を問われ、更迭されたものとみられている。

 駱氏は、青海省や山西省トップの党書記などを歴任したが、香港関連の職務経験はない。また、現在の年齢を考えると、次の香港行政長官選挙が行われる2022年に定年を向かえるため、中継ぎの人事との見方が出ている。

 香港の林鄭月娥行政長官は7日、新主任と緊密に協力していくことを希望すると述べた。

★参考情報★

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