
中国メディアの界面新聞によると、国家安全省は10月31日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、違法な気象観測地点数百カ所が国外に気象データを送っているのを発見したと発表した。全国で海外気象観測装置メーカーの代理店10社余りを調査し、気象観測点3000カ所余りを検査した結果、全国約20省で違法地点が見つかったという。(写真は
RFAのサイト)
同省によると、違法な気象観測地点は、外国政府の資金支援で設置され、一部は軍の機関や軍需工業企業近くなど機微な場所に設けられていた。中国の穀物生産量を把握するため農地に置かれたものもあったという。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、国家安全省は今年8月1日、中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に公式アカウントを開設。「スパイ取締活動」を正当化したり、民衆の反スパイ意識向上を目的とする文書の発信を繰り返している。
違法気象観測地点に関する情報も、10月31日に微信で発信。海外に絡む気象観測に関し、中国の気象主管部門の許可を得ていないと「渉外気象観測・資料管理法」などに違反すると強調、気象部門と協同で取り締まりとデータの送信遮断を行うと警告している。
◇参考情報
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1781224425146955926
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/6-10312023135508.html

中国メディアの界面新聞によると、国家安全省は10月31日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、違法な気象観測地点数百カ所が国外に気象データを送っているのを発見したと発表した。全国で海外気象観測装置メーカーの代理店10社余りを調査し、気象観測点3000カ所余りを検査した結果、全国約20省で違法地点が見つかったという。(写真は
RFAのサイト)
同省によると、違法な気象観測地点は、外国政府の資金支援で設置され、一部は軍の機関や軍需工業企業近くなど機微な場所に設けられていた。中国の穀物生産量を把握するため農地に置かれたものもあったという。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、国家安全省は今年8月1日、中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」に公式アカウントを開設。「スパイ取締活動」を正当化したり、民衆の反スパイ意識向上を目的とする文書の発信を繰り返している。
違法気象観測地点に関する情報も、10月31日に微信で発信。海外に絡む気象観測に関し、中国の気象主管部門の許可を得ていないと「渉外気象観測・資料管理法」などに違反すると強調、気象部門と協同で取り締まりとデータの送信遮断を行うと警告している。
◇参考情報
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1781224425146955926
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/6-10312023135508.html