香港の星島日報によると、広東省広州市発北京行きの中国南方航空CZ3121便で29日午前、乗客がエンジンに硬貨を投げ入れたため、出発が3時間半遅れる騒ぎが起きた。警察は硬貨を投げ入れた男性乗客を連行し事情を聴いている。安全を祈るまじないの一種で、中国で時々起きている。（写真は星島日報サイト）
南方航空によると、乗客が搭乗の際、1人が硬貨を投げるのを地上勤務員が見つけ、同便の出発を遅らせて安全検査を行った。その結果、硬貨2枚を発見した。乗務員が、硬貨を投げた乗客に名乗り出るよう求めたが当初は誰も応じず、最後は機長と警察が協力を求めたところ男性乗客が行為を認めた。
香港メディアの東網によると、同便は午前10時の出発予定だったが、結局、29日午後1時29分に離陸し、午後4時に北京に到着した。南方航空は、航空機の安全運航を危うくする行為をしないよう利用者に呼び掛けた。
中国メディアの極目新聞によると、航空機のエンジンに硬貨を投げるのは安全祈願のまじないの一種。2019年2月には、安徽安慶発雲南昆明行きの便が、男性が硬貨を投げ入れたために運休した。19年4月は、内モンゴル・フフホト発の便に66歳の高齢者が硬貨6枚を投げた。いずれも警察に拘束され処罰を受けた。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/1960648/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%97%85%E5%AE%A2%E7%96%91%E6%8E%9F%E7%A1%AC%E5%B9%A3%E5%85%A5%E9%A3%9B%E6%A9%9F%E5%BC%95%E6%93%8E-%E5%8D%97%E8%88%AA%E5%BB%B6%E8%AA%A43%E5%B0%8F%E6%99%82%E8%B5%B7%E9%A3%9B
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20231030/bkn-20231030130352178-1030_00952_001.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1781148707467042690&wfr=spider&for=pc