中国中央テレビ局など中国の政府系メディアは27日午前、李克強首相が心臓病のため27日午前0時10分に上海で死去したと報じた。享年68歳。李前首相は休暇で上海に滞在していた26日、心臓病の発作を起こし、直ちに治療を受けたが27日未明に死去したという。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）が27日伝えた。（写真はRFAのサイト）

　李前首相は、2012年の中国共産党第18回党大会で、習近平氏に次ぐ序列第2位で党政治局常務委員に就任し、翌年に首相となった。当初は「習李体制」と呼ばれたが、その後は習氏が独裁的な権力を強めた。23年3月、習氏が3期目の国家主席に就任する一方、李氏は2期を務めた首相職を退いた。

　李氏は、北京大学卒業後、共産党のエリート青年組織、共産主義青年団（共青団）の北京大の機関を経て中央委員会に入った。このため団派（共青団派）と呼ばれた。経済に明るく、自由で開放的な市場経済を支持していたが、最終的には、党による経済統制を主張する習氏に屈した。

　李氏の死去後の27日午前9時、北京の日本大使館はウエッブサイトに追悼文を掲載。まもなく中国のネット民が1000件を超えるコメントを寄せたが、欄は午前10時に閉鎖された。ネット民の1人は「他のメディアではコメント欄がなかったが、ここだけはあった」と書いた。

　李氏の死去に対し、米国、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアなど各国の要人が相次いで李氏と遺族に哀悼の意を表明。松野博一官房長官は27日午前「李前首相は、日中関係に重要な役割を果たした」とコメント。ブリンケン米国務長官は26日、訪米中の王毅中央外事委員会主任兼外相に哀悼の意を伝えた。

　中国中央テレビ局など中国の政府系メディアは27日午前、李克強首相が心臓病のため27日午前0時10分に上海で死去したと報じた。享年68歳。李前首相は休暇で上海に滞在していた26日、心臓病の発作を起こし、直ちに治療を受けたが27日未明に死去したという。米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）が27日伝えた。（写真はRFAのサイト）

　李前首相は、2012年の中国共産党第18回党大会で、習近平氏に次ぐ序列第2位で党政治局常務委員に就任し、翌年に首相となった。当初は「習李体制」と呼ばれたが、その後は習氏が独裁的な権力を強めた。23年3月、習氏が3期目の国家主席に就任する一方、李氏は2期を務めた首相職を退いた。

　李氏は、北京大学卒業後、共産党のエリート青年組織、共産主義青年団（共青団）の北京大の機関を経て中央委員会に入った。このため団派（共青団派）と呼ばれた。経済に明るく、自由で開放的な市場経済を支持していたが、最終的には、党による経済統制を主張する習氏に屈した。

　李氏の死去後の27日午前9時、北京の日本大使館はウエッブサイトに追悼文を掲載。まもなく中国のネット民が1000件を超えるコメントを寄せたが、欄は午前10時に閉鎖された。ネット民の1人は「他のメディアではコメント欄がなかったが、ここだけはあった」と書いた。

　李氏の死去に対し、米国、日本、韓国、シンガポール、オーストラリアなど各国の要人が相次いで李氏と遺族に哀悼の意を表明。松野博一官房長官は27日午前「李前首相は、日中関係に重要な役割を果たした」とコメント。ブリンケン米国務長官は26日、訪米中の王毅中央外事委員会主任兼外相に哀悼の意を伝えた。