米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)などによると、中国山西省大同市の寄宿制学校、大同市大成双語学校で、小学4年生の男子児童2人が同級の男子児童(10)に性的嫌がらせを伴う激しいいじめを続けていたことが発覚、中国本土のメディアも報じて、社会に大きな衝撃を与えている。校長は解雇。男子児童2人も叱責を受けたが、処罰が甘すぎるとの声が挙がっている。
被害児童は、男子児童2人から、悪質な性的嫌がらせと殴打を含むいじめを繰り返し受け、最後は祖母に自殺したいと訴えたという。児童の父親が被害の状況を聞き取って文にまとめ、学校側に通報したことで事件が発覚。連絡を受けた大同市教育局が直ちに調査を始めた。
大同市教育局は26日、学校が管理上の失態を認め、校長を解雇したほか、副校長2人、担任教師らも辞職したと発表した。教育局は同校に対し、新入生の募集規模を縮小することを命じた。
台湾の聯合新聞網によると、同局の発表後、ネット上では、いじめが性的嫌がらせを伴う異常なもので、加害児童2人に対する処罰が軽すぎるとの批判の声が挙がっている。加害児童の性的嫌がらせが、性的暴行に等しい犯罪だとの指摘も出ている。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/3-09262023112634.html
https://udn.com/news/story/7332/7461621
https://news.cnr.cn/comment/cnrp/20230926/t20230926_526433978.shtml